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出版社/著者からの内容紹介
時流を超えて業績を伸ばせる企業づくりには、「天地自然の理」にしたがった経営を行なうことが何より大事。これからの企業経営に必須となるルールとコツを一挙に伝授する。いま、世界中で注目されている「船井流経営法」の導入書!
抄録(「電子書店パピレス」より)
これからの企業経営は、世の中の正しいルールにしたがわねばならないだろうと思います。
世の中のルールについては、いままで、自然の摂理、原理、またはサムシング・グレートの意志というような表現をしてきました。これらは人間が存在するしないにかかわらず、もともとこの世にある理(ことわり)のことです。
一方、原則という表現をすることもあります。これは私たち人間が考えた、自然や社会のルールはこのようなものだろうということです。
これまでは資本主義や競争の原則といった人間社会だけのルールにわれわれの目が向けられていました。これら人間社会のルールを正しいと信じて追い求めてきた結果、いま社会全体に大きな歪みが出てきたのです。異常気象や世界経済の混乱、学校でおこっている様々な問題。これらも歪みの現われだといってよいと思います。
そのため見方や考え方を変えねばなりません。いままでのルールの中には間違っていたものもあるようです。このような時は、われわれのつくった人間社会のルールだけではなく、自然のルールや宇宙のルールにも目を向けていくべきです。
組織体というのはトップで九九%決まります。これは経営コンサルタントの仕事をしてきた私がルール化したことです。組織体では、どうしてもトップの考え方や生き方がそのまま反映されます。ですから企業や組織体は、トップが変われば大きく変わってしまいます。
組織体を上手く運営していくためのコツは、組織体の全成員がトップと一体化することです。全成員がトップの考え方を知り、それにしたがっていくのが一番効率的ですし、業績も上がります。これは経営の原則といっていいでしょう。
さて、このような視点を少し広げてみましょう。私たち人間や企業、社会は大きくとらえると自然の構成員の一つです。私たちは自然に属しています。この自然には自然の摂理というものがあります。
われわれ一人一人の限られた知恵ではなかなか想像がむつかしいのですが、物理学や科学の最先端の世界では、自然界には、何かわからないが「大いなる意志」があるとしか考えられないような事例が次々に発表されています。
筑波大学教授の村上和雄さんは遺伝子の研究をされている方で、一九八三年に高血圧の黒幕であるヒト・レニンの遺伝子暗号の解読に成功し、ノーベル賞にもっとも近い科学者ともいわれています。彼は遺伝子の研究を通じ「大いなる意志」に気付かされた一人です。彼はこの「大いなる意志」のことを「サムシング・グレート(偉大なる何者か)」と表現しています。こいのちれについては彼の著書『生命の暗号』(サンマーク出版刊)を御一読ください。
私たちを取り巻く自然界や宇宙には、どうやらサムシング・グレートと呼んでいいものがありそうです。そして自然の摂理とは、このサムシング・グレートの意志の現われのようだと私も考えているのです。
経営の原則がトップとの一体化であるように、自然界においてもトップと一体化することが、自然界にとっても、その成員にとっても、もっとも効率的な生成発展法だと思うのです。自然の摂理にしたがうとは、サムシング・グレートとの一体化をはかっていくことといえましょう。
それは宗教観の強要や原始時代のような生活をしようということではなく、他者との競争を前提とした自己中心的な発想を減らし、愛と良心にしたがい調和を乱さない生き方や経営を行なっていきましょうということでもあるのです。時流から見まして、このようなことが、これからの企業経営の道だといま強く思うのです。
著者について
船井 幸雄(ふない ゆきお)
1933年大阪府生まれ。1956年京都大学農学部農林経済学科卒業。産業心理研究所、日本マネジメント協会を経て、1970年、(株)日本マーケティングセンターを設立。1985年3月、社名を(株)船井総合研究所に変更。現在二百数十人の経営専門家を擁する、わが国でも最大級の経営コンサルタント会社である同社の会長兼経営コンサルタントとして活躍中。顧問先は5000社強。
著書に、『人間のあり方』(PHP研究所)、『これから10年驚きの発見』『百匹目の猿』(サンマーク出版)、『ツキを呼ぶ心と身体の癒し方』(経済界)、『この一粒の「智恵の種」』(三笠書房)、『躾──いま一番大事なもの』(ビジネス社)など多数。
まえがき
【第I部・船井流経営法の特性】
第一章 船井流経営法の特性
1 現場的で即効型であること
2 体系的で論理的であること
3 原則的で自然の摂理重視型であること
第二章 船井流経営法と時代背景
1 生成発展する世の中のとらえ方
2 経営環境の変化と船井流経営法
──ライフサイクル発想
3 当面の日本のマクロ経済
第三章 船井幸雄という人間の特性
1 いやおうなく基本的なことを知った
2 失敗は許されなかった
3 効率的にならざるをえなかった
4 責任感が並外れて強い
【第II部・企業経営 未来への道】
第一章 世の中の正しいルールにしたがおう
1 世の中の仕組み、ルールを知ること
2 トップには正しい宇宙観、人間観、経営観が必要
(1)正しい宇宙観
(2)正しい人間観
(3)正しい経営観
3 経営観のポイントは、社会性、教育性、収益性の一体化
(1)社会性
(2)教育性
(3)収益性
第二章 収益追求のルールとコツ
1 収益性追求のためのルール
(1)成功の三条
(2)経営者の哲学に合わせること
(3)力相応のことをやろう
(4)儲ける時期の四条件
(5)即時業績向上法の十の手法
2 儲けるためのコツ
(1)ギャンブラー理論
(2)包み込み理論(一番化理論)
(3)位相差確立論
(4)分け前分配論
(5)高確率化論
【第III部・世の中は着実に良くなっている】
──いま知らねばならないこと
第一章 生成発展のルールを知ろう
1 すべては必要、必然の出来事
2 変化の根本には「愛」と「こだわり」がある
3 「調和」を乱せば秩序維持の仕組みが働
第二章 いま経営にとって大事なこと
1 一体化と融合化に全力を注ごう
2 競争はできるだけしない方がよい
3 「気」のことを知り、この「気」と付きあわねばならない時代がきた
4 虚業は実業と遊離すると永続しない
第三章 夢を持って経営にあたろう
1 拡大なき成長こそ目標
2 本書の「まとめ」にかえて
あとがき