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出版社/著者からの内容紹介
リストラ対象の選別基準も厳しくなり、いまや20代、30代の若手社員、中堅社員といえど、いつなんどき調整の対象にならないとも限らない時代がやってきた。年俸制や業績評価主義も導入され、実力の無い人には厳しい世の中といえる。本書では、そんな時代に「勝ち組ビジネスマン」になる秘訣を公開する。どんな組織でも通用するパワーを身につけよう。
抄録(「電子書店パピレス」より)
「終身雇用制度」という雇用システムは、もはや限界に近く、大企業も続々と契約社員制度を導入しつつあるという。本来、契約社員とは自分の専門スキルを持ち、仕事や時間を自分で選び出し、自由な働き方をし、自分自身の雇用スタイルをデザインし、パフォーマンス(実績)に見合った収入を得るビジネスマンのことをいう。
しかし、このタイプのビジネスマンは現状ではごく限られた分野にしか存在せず、契約社員制度を導入する企業の中にはリストラによる経費削減の手段と考えている傾向が強い。これまでのような終身雇用制度が維持できなくなってきたいま、正社員だからといって、会社が丸抱えで最後まで面倒をみてくれる時代ではなくなってきたのである。
契約社員と同様、これからは正社員にも本物のプロフェッショナリズムが求められる。いま正社員のあなたも、明日、「とりあえず三カ月間だけ出社してくれればよいから」式の契約社員宣告を受けるかもしれない。備えあれば憂いなし。とりあえず、契約社員時代到来に備え、どう考え、どう行動すればいいのか、筆者なりの指針を以下に紹介しておこう。
(1)自分の能力を標準化すること
どこの会社でも通用する技能を持つということ。社員教育では、その会社でしか通用しない技能しか教えてくれない。自分の技能を標準化してはじめてプロフェッショナルといえる。弁護士や会計士のように、人事や総務もやがては「人事士」「総務士」としてコンサルタント的な仕事をするときがやってくることも考えられる。
(2)自分本位の職業生活設計を立てること
これまでサラリーマンの多くは退職金をあてにして、住宅ローンの返済、子供の教育費、老後の生活費などを考えてきた。これからは、本当にやりたい仕事、自分の能力を高められるプランを重視した生活設計を心がけることだ。経済生活設計から職業生活設計への転換である。家族を守り幸せの保証をしてくれるのは会社ではなく、自分自身の高いスキルがあったればこそぐらいのシビアな認識が必要だ。会社をあてにのほほんとしていたら、あっという間に捨てられる運命だ。
(3)会社の給与システムをよく調べてみること
正社員の給料は、国民に貯金させ、それを公共投資に回して国を豊かにする「郵便貯金」に似ている。企業はこの「郵便貯金型」経営によって、若い社員の給与を抑え、投資し、会社を大きくする。大して使わない福利厚生費や組合費などに給与を取られすぎてはいないだろうか? 会社があなたに負担させる度合いをチェックしてみよう。
(4)経営者・上司には過度な期待をしないこと
創業者は別として、「休まず、遅れず、働かず」式の、質より量のサラリーマン体質が骨に染み込んでいるのは、案外と経営者や上司であるかもしれない。楽しみを先に延ばして三〇年もの間、風雪に耐えてきた彼らに、いきなり実力主義の逆転人事を訴えても少し酷というものだ。世代交代は必然だ。自分の能力を蓄積し、来るべき時期を待つとしよう。といっても、能力による逆転人事はもう至るところで実現している。
(5)自分を売り込むためのプレゼンテーションを高めること
自分の能力をどうアピールしたらいいかはむずかしい問題だ。履歴書を書くときなど、自分を売り込む項目が意外と少ないし、一〇年来変わっていない項目が多い。日本の社会はどちらかというと、個人よりも組織に信頼を置いていた。今後は、個人の技で社会を渡り歩く人も増えてくるだろうから、売り込むべき実績と実力をうまくプレゼンテーションできる能力を身につけることが大切になってくるだろう。
著者について
守谷 雄司(もりや ゆうじ)
守谷教育コンサルタント代表。
昭和35年国学院大学文学部卒業。三洋電機(株)東京製作所入社。社長室にて能力開発チーフとして活躍。昭和46年独立し守谷教育コンサルタントを設立。現在、管理監督者・中堅社員のヒューマンスキル訓練、業務スキル向上訓練、リーダーシップ能力開発訓練、女子社員・新入社員の基本動作訓練、能力開発や自己啓発の合宿訓練を主体に、人材育成と社員教育の講演・執筆に従事するなど、第一線の経営コンサルタントとして活躍中。
主要著書は、『今どきの部下育成養成講座』(日本法令)『仕事は段取り八分で決まるんだ!』『リーダーシップが面白いほど身につく本』(中経出版)『人を使い、育てるリーダーシップ』(日本実業出版)『管理者のための若手社員戦力化の要点』(産能大学出版部)『仕事は段取り次第で大きく伸びる』(ぱる出版)『全社員の積極的「自己啓発」』(清話会出版)、他多数