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出版社/著者からの内容紹介
大恥をかき、礼を欠き、怒りや失笑を買う間違い言葉やウソ言葉。あなたの言葉づかい大丈夫ですか? 正しい言い方が身につく待望の“日本語ハウツー本”第2弾!
抄録(「電子書店パピレス」より)
危ないですから――耳になじんでしまったウソ言葉の代表例
「危ないですから、白線の内側までお下がりください」
駅のホームでは、当たり前のように聞かれるアナウンスだが、「危ないですから」という言い方に違和感を感じるという人も多いようだ。
理由は「形容詞+です」という言い方にある。「危ないです」は耳になじんでいても、「美しいです」「大きいです」といわれると違和感があるように、「形容詞+です」という言い方は、幼稚に聞こえてしまうのだ。
実際、戦後まもないころまでは「形容詞+です」という言い方は間違いとされていたから、年配の人ほど「危ないですから」という言い方には違和感を感じる人が多い。
では、どんな言い方なら、違和感を感じなくてすむのか?
一つは、その形容詞に似た意味の形容動詞をつかうという方法がある。
たとえば「危ないです」は「危険です」、「美しいです」は「きれいです」にすると抵抗がなくなる。
あるいは、「危のうございます」「美しゅうございます」のような丁寧表現にするという方法もあるが、これは駅のアナウンスとしてはちょっと場違い?
お求めやすいお値段――よく聞くけれど実はおかしな言葉
「大変お求めやすいお値段でご奉仕いたしております!」
デパートなどのバーゲンセールでは、こうしたセリフが当たり前のように飛び交っている。
「お求めやすいお値段」とは、いうまでもなく「安い値段」という意味だが、
「求める」→「お求めやすい」
という“活用”は、ちょっとヘンだ。
たとえば「食べる」「休む」という動詞を同じように“活用”させてみると、
「食べる」→「お食べやすい」
「休む」→「お休みやすい」
となり、そのおかしさがよくわかるはず。
正しくは、
「食べる」→「お食べになりやすい」
「休む」→「お休みになりやすい」
のように「になり」を加えた言い方で、したがって「求める」は、
「求める」→「お求めになりやすい」
と言わなければならないのである。
「お」をつけなければ、「食べやすい」「休みやすい」「求めやすい」でも問題はなさそうだが、「お」をつける以上、「お求めやすい」ではなく「お求めになりやすい」というのがルールというものだろう。
著者について
日本語倶楽部(にほんごくらぶ)
日本語に関して、語源、字源、漢字、流行語などさまざまな興味深いテーマを、日夜研究・発表しているグループ。学界にはできないユニークな研究を、特定の学説にはとらわれない柔軟な発想でおこなうことを目標とするウイットあふれる集団。著書には『日本語の謎にズバリ!答える本〈1〉〈2〉』『漢和辞典の楽しい読み方』『そんな言葉づかいでは恥をかく』〈知れば知るほど面白い〉シリーズの『語源』『漢字の謎』『ことわざ』(小社刊)などがある。