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出版社/著者からの内容紹介
今、世の中は大きく変わりつつあります。今後は一体どうなって行くのでしょうか? 先のことは分からないけれど、それでも、感性を磨くことで前触れが見えてくるようになります。著者が自らの体験を通して、これまで見えなかったものが見えてくる感性の磨き方を伝授します。この本で幸せをもたらす感性を身に付けましょう。
抄録(「電子書店パピレス」より)
24 ちょっとした「心がけ」次第で、幸せになれる(1)
◎大人になってからの幸、不幸は、本人の責任
「幸せか不幸せか」──それは、日頃のホンのちょっとした心がけ次第である。
もとより、人には宿命というものがあり、どういう境遇に生まれるか(男か女か、どういう時代に生まれるか、どんな環境に生まれるかなど)、どういう素質をもっているか、などについては、本人が選ぶことはできない。
しかし、素質的、環境的に恵まれていても、不遇のうちに一生を終わる人もいれば、逆に、恵まれない環境に生まれ、育っても、幸せな一生を送る人もいる。
子どもの頃はいざ知らず、一人で生きていけるようになってからの「生き方」は、「本人が選べるもの」である。
その意味では、各地で戦争、混乱が起き、あるいは、家庭が乱れると、犠牲になるのは、子供である。
世の大人たちは、よくよくここを考えなければならない。
ということで、一人で生きていけるようになってからの幸、不幸は、本人の責任なのである。「それでも、人によって、ずい分“差”があるではないか」という意見もあるだろう。が、だれでも、大なり小なり、「ハンディ」はもっているものである。それは、相対的な問題にすぎない。
まわりから、このうえなく幸せな境遇にいると思われている人でも、気苦労が絶えない人もいるというように──。
そこで大人になってから、幸せになるためにどういう心がけでいたらよいかといえば、
●感(受)性と適応力を養うこと
である。
感(受)性を磨くと、これまで気付かなかったことに「気付く」ようになる(なお、感受性と感性とは、辞書などでは、ほぼ同義語として解釈されている。が、感受性とは感性にくらべると、より受身で、遺伝的なもの、感性は、意識を変えることにより、鋭くもなり、磨くこともできる、と私は考えるようになった。以下、より積極的な姿勢を込めて「感性」というコトバを使うことにする)。
他人が気付かないことまで、気付くようになる──これは、「無知」からの脱出を意味し、まず、自己実現(幸せ)の障害を一つ乗り越えたことになる。
しかし、そうなると、これまで気にならなかったことが気になり始める。上役の無能が気になり、同僚や部下の無作法を「不快」だと感じるようになる。あるいは、得意先の無神経が気に障り始める。
◎「ある環境の下で、自分のなすべきことに気付く」
──これも「感性」次第であり、これがすなわち「適応力」となる
これで、イライラして当たり散らしたり、上層部や上司に対して批判的、反抗的な態度をとるようになれば、社会不適応になりやすくなる。
そこをどう調整するかが、感度のよくなった人の課題となる。
それが、
●適応力
である。
適応力とは、必ずしも妥協することではない。相手の立場に立って、「どうすれば分かってもらえるか」と考え直し、分かるコトバで話す、ということも一つの適応力といえるだろう。何かに気付いたが、まわりが認めてくれない、という場合、「一人よがりになっていないか」と見直すことも、ある意味の適応力である。
何しろ、ものごとは、「気付くこと」が先決である。どんなに、幸せになるチャンスがあっても、それに気付かなければ、チャンスをモノにすることはできない。あるいは、逆に、危険が迫ったり、他人にだまされそうになっていても、「本質を見抜く目」がなければ、思わぬ災いを招くかも知れない。
つまり、ある環境に置かれて、「自分は何をすべきか」に「気付く」ためにも、「感性」が必要である。
著者について
国司 義彦(くにし よしひこ)
1936年東京都生れ。学習院大学卒業。
日産自動車株式会社を経て、株式会社JMC能力開発センターを設立、代表取締役。
多数の企業の経営者、管理者の指導に当たる一方で、早くから「心の豊かさ」、「自己現実」を提唱し、『マズローの心理学』(産能大学出版)の著者F・ゴーブルらと、研究、啓蒙活動を展開。日本における人間性心理学のパイオニアとして、全米にも広く紹介されている。
著書に、『「問題解決」の基本がわかる本』(PHP研究所)、『感性の磨き方』(産能大学出版)、『20代だからできること、すべきこと』『人生、55歳からがおもしろい』(日本能率協会マネジメントセンター)、など多数。