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出版社/著者からの内容紹介
管理者としてこれだけは心得ておくべき「原理・原則」と、ぜひ身に付けておきたい「スキルとマインド」のエッセンスをギッシリ収録。人材の育て方、自分自身の育て方の方法が分かります。「一流の管理者」を目指す人にお勧めです。
抄録(「電子書店パピレス」より)
いまこそリーダーが必要
私は、企業で働く人を、
○リーダー(指導者)
○フォロアー(追随者)
○ルーザー(敗北者)
の三種類に分けて考えている。
部長とか課長とかは、その仕事に与えられた職位でありタイトルであるのに対して、リーダー、フォロアー等は、職位とは関係のない、質的な呼び方である。
ここで一ついえるのは、組織をグイグイと伸ばすのはリーダー型人材であり、そういう社員が全体に対して占める割合の大きい企業は成長するということである。激変の時代、目先の不透明な時代である現在ほど、リーダーの求められるときはない。
リーダーに求められる最も重要な本質は、人をインスパイア(心に火を燃やす)することができるという点だと思う。それにより、人を動機づけ、自分自身の意思で全力を尽くすように導くことができる。
一流のリーダーは、まず自分がビジョンと方向性を持ち、組織と仕事にコミットし、同じようなコミットメントの気持ちを、部下に対しても持たせるようにする。
以上の基本的要因に、さらに加えると、次のような資質や能力が求められる。
リーダーの理想像
●ものの順番として、まず自分の仕事や関連分野の実情、現状について熟知している。
●現在の世の中の動向、トレンド、思想などについて常に勉強をして理解している。ただ単に、地に足のつかない形のビジョンや理念を語るだけでは不十分である。
ビジョンの根底には、その裏付けとなる現実把握と、その延長線上の現実性のある戦略が構築されていなければならない。
●自分の部下について十分に知っている。彼ら(および彼女ら)の個人的な強み、弱点、各人が持っている希望、目標等。
●そのうえで、自分の部下と、ビジョン、エクセレンス、サービス、目標、達成感等を共有することができる。
●自分の上司・上長をリードし、影響を与え、アクション(行動)を起こさせることができる。
●言葉や行動に一貫性と誠実味があり、なんらかの形の「強さ」と「優しさ」の両面を併せ持っている。
●そして、何にも増して「フェア」な人である……
以上の資質や能力をすべて備えた人が果たして存在するかというと、極めて疑問ではあるが、あらまほしき理想像としては、こういうことになるのだろう。
すべては人間的資質
リーダー的人材という問題に、もう少しアクセントをつけてわかりやすくするために、リーダーとフォロアーの比較対照を試みてみたい。
これらの項目をタメツスガメツ比較検討してみると、次の三つの点に気がつく。
第一に、リーダーとフォロアーを区別する特徴は、その‘すべて’がスキルや仕事の技術的能力とは直接には関係がなく、全部が人間的資質に関するものである、ということである。
リーダーにはスキルが不要だというのではない。自分が持っているスキル・ベースは活用しながらも、「人」を巻き込んで大きな仕事をするためには、スキルを超えた人間的資源が重要であるといいたいのである。
第二に、リーダーの共通的特徴は、相手を認め、相手の立場に立つことのできる人であるという点である。
英語ではこれを「相手の靴をはく」という。さしづめ、マズローの欲求の五段階説の四番目である「尊敬と認知の欲求」に応えている人ということだろう。反面、フォロアーは自己中心的であり、人は自分の欲求実現、ないしは保身のための手段としてしか考えていない。
第三は、リーダーは「計算されたリスク」をとることのできる人であるという特徴がある。
リスク部分を事前に計算できるという、「頭(ブレイン)」の部分と、決定のタイミングを逸しないためには多少のリスクは覚悟で決断と実行に結びつけるという「腹(ガッツ)」の両面を持っている。対するに、ルーザーはリスク回避型である。
以上のリーダーとフォロアーの比較、さてあなたは自分をどちらに位置づけ、どう評価するか?
著者について
新 将命(あたらし まさみ)
(株)国際ビジネスブレイン代表取締役
1936年東京生まれ。早稲田大学卒業後シェル石油(株)に入社。日本コカ・コーラ(株)勤務を経て、78年ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)入社、82年同社代表取締役社長に就任。90年任期満了を機に退任、(株)国際ビジネスブレイン設立。92年日本サラ・リー(株)代表取締役兼社長に就任。95年日本フィリップス(株)副社長、98年同社相談役に就く。
著作執筆、講演会等で縦横かつ柔軟な経営論、リーダーシップ論を展開中。
〈主な著書〉
「自分を高め会社を動かす99の鉄則」「世界標準の仕事のやり方・進め方」(PHP出版)「社長で成功する人 会社を伸ばす人」「能力革命」「新・能力革命」(経済界)「A PRIMER FOR JAPANESE BUSINESS SUCCESS」(THE JAPAN TIMES)「できる管理職になる99のマニュアル」(三笠書房)「図解 リーダーシップ」「こういう上司に私はなりたい」(日本実業出版社)「誰にも文句をいわせない スーパー仕事術」(KKロングセラーズ)「フューチャーリーダーの条件」(たちばな出版)など。
〈主なカセット講座〉
「社長の右腕となる人材育成術」(日本経営合理化協会)「新将命のエクセレント経営術」(日経BP社)「伸びる会社は社長がつくる」(PHP出版)「新将命 FOR SUCCESS」(リクルート映像)など。
第T章 リーダーシップを発揮せよ
〔1〕ビジネスマンが持つ選択肢とは
〔2〕リーダーであるための条件
〔3〕リーダーとフォロアー
〔4〕リーダーに求められる4S
〔5〕リーダーシップの5D
〔6〕リーダーとユーモア
〔7〕リーダーにとって重要な言葉とは
〈上司に対するリーダーシップ一〇項目〉
第II章「人財」育成のカギ
〔1〕「よい聴き手」になろう
〔2〕ジンザイには四種類ある
〔3〕権限委譲が人を育てる
〔4〕人財ポートフォリオづくり五つのヒント
〔5〕エグゼクティブが失敗する理由
〈ビジネス動物談義〉
第III章 組織を活性化させる
〔1〕組織活性化の2DとODA
〔2〕サラリーマンとビジネスマン
〔3〕経営言葉遊び
〔4〕CSの前にESを
〔5〕カミ・カイギ・コミッティー
〔6〕出ない杭は腐る
〈言葉マネジメント〉
第IV章 イキイキとビジネスに臨む
〔1〕心の活性化を図るには
〔2〕時間との付き合い方
〔3〕仕事の質は心の質
〔4〕考えられないことを考えろ
〔5〕ビジネス言葉イチャモンコーナー
〔6〕ビジネスマンと運
〔7〕「自分株式会社」のすすめ
〈著者紹介〉