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出版社/著者からの内容紹介
学生の頃さんざん苦しめられた「勉強」なんて、社会人になったらもう結構……と思う人は多いのではないでしょうか? けれど、残念ながら社会人になっても「勉強」は必要なのです。ただ「勉強」といえど、内容は学生の時のそれとはまったくの別物になります。
本書では、「おもしろくて、ためになり、幸せになれる」「いろいろなことに興味をもち、わかってくるにつれ、『感動』が沸いてくる」、その方法論としての勉強法を、いろいろな角度から紹介し、研究しています。
役に立つ、そして生活をもっと楽しくするための勉強をしてみましょう。
抄録(「電子書店パピレス」より)
【社会人になってから、大きな変化が訪れる】
ところで、学生時代の勉強は、押し付けられ、受け身の勉強で、たしかに、辛《つら》く、おもしろくない一面はあったものの、限られた範囲の中から問題が出され、それに要領よく答えれば、単位をもらい、結局は、卒業証書を手にすることができた。正解は必ず用意され、事前に準備さえすれば、高得点をあげることは困難ではなかった。
いや、むしろ、要領を呑み込んだ人にとっては「容易」でさえあったろう。
ところが、そういう要領を覚えて、難関をスイスイと突破してきた人にとっても、
●社会人となると、様相は一変する
のである。
社会人の課題(問題)は、あらかじめ答が用意されているものではない。また、まわりから「これを勉強しなさい」と、押し付けられることもほとんどない。
したがって、勉強しないでおこうと思えば「いくらでも怠けられる」のである。
もちろん、どこの企業や役所でも、「これだけは必要」と思われる、業務上の知識や社会人としての心構えは、社会人になる際に、「新入社員教育」の中で、教えてくれるのがふつうである。
しかし、その内容を真剣に受け止めて、身に付けようという人が、どれほどいるだろうか。かりにそういう態度で新入社員教育を受けた人がいたとしても、それはあまりにも「短期集中型」で、「詰め込み式」である。
せっかく、上司や先輩やそれぞれの分野のエキスパートが、講義、演習をしてくれても、
「ああ、そんなものか」
ぐらいで、頭の上を通り過ぎていった、というのが多くの新社会人の「実感」ではなかったか。
私の場合もそうだった。
私は、大企業に就職したのだが、三カ月の新入社員教育で教わったことは、後から振り返ると、どれも非常に基本的に大切なことだったのに、その場では「通り過ぎていった」というのが、正直なところであった。
こうして、新入社員教育を終えて、各部門、各職場に配属がきまると、いよいよ、実務が待ち受けている。いきなり戦力として使われる職場もあるだろう。が、一般にははじめのうちは西も東もわからない新人に対して、周囲もそれほど難しいことは要求しない。扱いはソフトである。
「こんなことでいいのだろうか」と思った人もいるにちがいない。が、「それでは済まされない」ということが、やがてわかるようになるのは、それほど先の話ではない。
著者について
国司 義彦(くにし よしひこ)
1936年東京都生れ。学習院大学卒業。
日産自動車株式会社を経て、株式会社JMC能力開発センターを設立、代表取締役。
多数の企業の経営者、管理者の指導に当たる一方で、早くから「心の豊かさ」、「自己現実」を提唱し、『マズローの心理学』(産能大学出版)の著者F・ゴーブルらと、研究、啓蒙活動を展開。日本における人間性心理学のパイオニアとして、全米にも広く紹介されている。
著書に、『「問題解決」の基本がわかる本』(PHP研究所)、『感性の磨き方』(産能大学出版)、『20代だからできること、すべきこと』『人生、55歳からがおもしろい』(日本能率協会マネジメントセンター)、など多数。