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出版社/著者からの内容紹介
「わしも実は、れっきとしたうつ病患者だ!」自らも精神科に通院した経験を持つ怒涛の漫画家・藤臣柊子が、心を病む普通の人々の症例をもとに綴るコミック・エッセイです。恋愛、対人関係、親子の問題。誰もが何かを抱えながら、日々を過ごしています。無傷の心でいつも笑っていられるほど、みんな強くはありません。本書はさまざまな心の病をコミックで紹介し、ちょっと気分が軽くなる考え方を、それでもなんとかやっていく方法を、ともに悩み、ときには突き放しながら語りかけていきます。
抄録(「電子書店パピレス」より)
最近、ホントに脳みそ系の人が増えている。
脳みそ系というのはわしが名づけただけだが、神経症や、精神病のことをいう。
かくいうわしも脳みそ系です。
昔はさー、こういう病気って恥ずかしい病気で、家族のなかにいたら、絶対に隠しておくってのが当たり前だったけど、最近あまりにも多いんで、どうどうと神経症です、と言ってもそんなに驚かれなくなった。
でも、ごく一般的な会社勤めの人の場合、精神神経科にかかったりすると連絡がいっちゃって会社にバレるから行けない、なんて意見も聞くのであります。
結局、日本ではまだまだ認められてないんだよねえ。アメリカでは自分専用のセラピストがいるとか、神経科にかかるとかいうのは、ホントに風邪ひいて病院へ行くのと同じこと。日本はアメリカのマネするのが大好きな国なんだから、そういうところもマネしたらどうだろうか、と思うのだが。まあそんなわけで、脳みそ系で苦しんでる人がこの世にはたくさんいると思われる。
はっきり言って、これは本当にキツイ。
普通の人が当たり前にできることが全然できないのだ。
ラッシュの電車で通勤。会社で仕事。人に会って打ち合わせ。同僚とランチ。一人で立ち食いそばかもしれない。夜は飲んだりカラオケ。飲まない日はそのまま帰って、家族とだんらん、一人暮しなら適当に夕食をすませ第て、お風呂入ってテレビをみて寝る。
どれも、ごく普通のことだと思う。
だけど、これができなかったりするのだ。
眠れない、ラッシュの電車に乗るとぐあいが悪くなる、だれかと一緒よりは一人で食事をするほうがいい、お酒を飲むと暴れる、とか。
病んでます。いや、もしかしたらこういう人のほうが自然なのかもしれないとか、いろんなことを思いながらこの本を書きました。
ま、読んでみてください。少しでも気楽になってくれたらうれしいです。
著者について
藤臣 柊子(ふじおみ しゅうこ)
1962年生まれ。B型。82年漫画家としてデビュー。現在は仕事のフィールドを文筆業まで広げ、幅広いファンをもつ、漫画家、エッセイスト。