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闘うことの意味〔復刻新版〕

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著者:鈴木邦男
価格:¥ 1,260
鹿砦社


■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 佐山サトル(格闘家)、景山民夫(作家)、河内家菊水丸(河内音頭家元)、井上章一(建築学者)、夢枕貘(作家)の各氏と邦男さんの対談。プロレス界の懐かしい話や裏話、ジャイアント馬場や猪木についてザクザク語る!
 プロレスの素晴らしいところは、自身はまな板の上の鯉の心境になりながら、「さぁ勝手に好きなように料理してみろ」と我々を挑発していることだ。そこでは鯉(プロレス)を料理する包丁が、我々ファンの感性のことを指す。感性でプロレスをぶった切るもよし。ああでもない、こうでもないと自由に語るもよしなのだ!


抄録(「電子書店パピレス」より)
【夢枕】 漫画でも強い相手と主人公が闘う話というのが好きだったです、『赤銅鈴之助』でも。僕、何年か前にね、プロレスと歌舞伎がそっくりだというのがわかったんですよ。ジャイアント馬場とブッチャーの試合を日本武道館で見たときに、二人の試合は古典芸能に突入したっていうのがわかったんです。っていうのは、観客は知ってるんですよ、二人の試合がどうなるかっていうのは、もう。技の流れ、どういう技が出るか、それでどっちが勝つか。ブッチャーVS馬場戦っていうのはもうそういうレベルでは試合を見にきてないんです。
 それは歌舞伎でいえば、もう何度もやった出し物で、ストーリーは観客全員が知ってるわけですよね。今日は歌ヱ門がほんとに舞台に立てるのか? というレベルなわけですよ(笑)。みんなが歌ヱ門を見れるのは今日が最後かもしれない(笑)、昔やった演技ができるかどうかっていう意識があるんです。僕も見に行くときは、もう今回が最後で見れなくなるかもしれないから歌ヱ門見ておこうって見に行くし、昔ほど綺麗じゃないし。なんだかんだ言っても、可愛いお姉ちゃんの役やっても動きが老人なんですよね。でも、文句言わないですよ。みんな知ってるわけですから。今さら福助みたいな若いピチピチな役者がやるような女形を期待して見に行くわけじゃないですからね。まず、全部観客が知ってるってことですね、共通語は。
 それで、ジャイアント馬場が(リングに)上がってくるでしょ。立つとみんなホッとして、本物が来たーってワーッと拍手する。馬場がいつものように手を上げるとみんながワーッとなる。次にみんなは、いつ16文をやってくれるか、今夜はランニング・ネックブリーカー・ドロップをやってくれるかどうかと、そういうところを見にいくんです。で、やったらもううれしいわけじゃないですか。今はブッチャーの左手をとって肩を触るだけで、ブッチャーがロープに向かって走っていく。ロープに手をかけてドーンとはねて戻ってくるときに、16文をやるわけですよ。そうするとワーッて沸く。これは玉三郎に対して「大和や!」って声をかけるのと同じで、「16文!」ってコールが起こるわけですよ。コールが起こると馬場はやってくれる。みんなはうれしくてワーッて拍手するでしょ。次は「ランニング・ネックブリーカー・ドロップ・コール」が起こるわけですよ。それでやると、またみんながワーッて沸く。ところがね、これが失敗しちゃうんですよ(笑)。すると、観客はあったかいから、あーっ! でも、馬場よくやってくれたって拍手が起こるわけです(笑)。それで普通の奴なら、一度失敗しちゃうと、すぐもう一回同じことやるかもう二度とやらないかでしょ。
 ところが、馬場とブッチャーはまた同じ状況を作ってやるわけですよ(笑)。でも、すぐにはやらない。組みたてていって、もう一回振ってうまく決まる。もう熱狂の渦ですよね(笑)。


著者について
 鈴木 邦男(すずき くにお)
 一九四三年福島県生まれ。六七年、早稲田大学政治経済学部卒業。七〇年、同学部大学院政治学専攻中退。同年、産経新聞社入社。七三年、同社を退社。民族派きっての理論家であり、一水会代表。月刊新聞『レコンキスタ』発行人でもある。著書に、『腹腹時計と〈狼〉』(三一書房。八八年に『テロ』と改題した増補版を彩流社から刊行)、『新右翼』(彩流社)、『がんばれ!! 新左翼』『赤報隊の秘密』『闘う日本語』『宗教なんてこわくない』『右であれ左であれ』(エスエル出版会)、『夕刻のコペルニクス』(扶桑社)などがある。また、格闘技・プロレス評論家としても有名で、編著書として、『過激プロレスの崩壊』『プロレス・シュート・格闘技』『UWF革命』『格闘プロレスの探究』『夢の格闘技・プロレス』『闘うことの意味』(いずれもエスエル出版会)がある。

■ カテゴリ




「闘うことの意味〔復刻新版〕」紹介ページの最終更新日時
2008年12月29日 00:04:25
ID:1533
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。