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出版社/著者からの内容紹介
男の医師を嫌がる患者さんもいれば、女の医師で困る患者さんもいる。そうかと思えば診断結果を信じてくれない患者さんもいたりして、診察室はいつもてんてこ舞い! そんな病院の裏話からちょっと気になる病気や薬、漢方薬の知識まで、この本で病院に詳しくなって、さらに健康になれる!
抄録(「電子書店パピレス」より)
ホラーよりもず〜っと怖いお医者さんって?
世の中には、怖いお医者さんというのがときたまいる。すぐどなったり、怒ったりするので怖いというのではなく、「コワい医者」とは?
開業医には定年退職というものがないので、サラリーマンならとっくに定年退職している年齢で、仕事をつづけている人はたくさんいる。
もちろん、そういう年配のお医者さんで、年をとってもよく勉強をつづけ、信頼できる人もおおぜいいるのだが、なかには、年齢的に仕事をつづける限界を超えているのに、診療をしている人もいる。
患者さんから、こんな話を聞いたことがある。
「今まで診てもらっていたのは、かなりお年寄りの先生で、診察中に居眠りするんです。それで怖くて、怖くて……」
そんなことがあったのなら、別の医者に移ろうという気になったのも、無理もない話だ。
ここまでいかなくても、年配のお医者さんには、今ではほとんど使われていない昔の薬を、相変わらず使いつづけている人が、意外にたくさんいる。
たとえば、高血圧の薬は、昔は利尿《りにょう》剤が主体だったが、利尿剤は血液中のカリウムが減ってしまったり、血圧の上がり下がりが大きいなどの欠点があり、臓器保護など予防効果もないことから、今では、どうしてもそれが必要な患者さんにしか出さないのがふつうなのだが、いまだに、第一選択として利尿剤を出す医者もいるという。
また、咳止めに使うリン酸コデインという薬は、少量ならいいが、ちょっと多めに出すと、咳は止まるものの、便秘になったり、口が渇いたりする。よほどひどい咳ならともかく、そんな副作用の大きな薬を、第一選択に出す人もいる。
副作用が少ない薬が新しくできて、副作用の大きな薬がほとんど使われなくなっても、厚生省はべつにそれを禁止にはしない。どの薬を使うかを選ぶのは医者なので、使い慣れた薬をつい選んでしまうというわけだ。
新しい薬がつねにいいとも限らないが、よりよい薬ができたら変えていくべきだろう。
患者さんとしては、どんなお医者さんなのか、かかってみなくてはわからない。かかってみてもわからないこともある。
そこがコワいところだろう。
著者について
橋口 玲子(はしぐち れいこ)
1954年生まれ。東邦大学医学部卒。小児科学、循環器科学の臨床と研究に従事。同大学医学部および薬学部の非常勤講師を経て、東京・青山の山内ハートクリニック院長。この間、西洋医学的アプローチに限界を感じ、中医学、アーユルヴェーダ医学、ハーブ療法、アロマセラピーを学び、診察に取り入れている。94年、神奈川県足利市に漢方専門医の夫とともに緑蔭診療所を開設。漢方治療を中心に、ひとりひとりに合った医療を目指して診療を行っている。