|
|
出版社/著者からの内容紹介
自分でどうなりたいかを決め、その考えに従って行動し、自分自身を自分で変える! 著者が日常的な「物の見方」「考え方」「行動の仕方」を17項目に絞って、自己実現の障害である「無知と無力感とピント外れ」から少しでも自己実現に近づくための具体策を探ります。自分を変えたい人、必読の一冊!
抄録(「電子書店パピレス」より)
今、多くの人々にとって、銘柄大学に入ること、一流会社に入ることが、目的になってしまっています。しかし、本来、大学や企業は、目的ではなく、「手段」のはずです。手段であるべきものが、目的になってしまっているわけですから、「後は、どうしたらいいか分からない」ということになるのは当然でしょう。
以上のことから、日頃、
「これは何のためにやっているのだ?」
と、自らに問いかけること――を実行してみるように、おすすめします。そして、それが、体面や体裁のためでしたら、「空しい努力はやめて、もっと有意義なことに努力して下さい」と私は助言したいのです。
◎何のために、アクセクするの?
そして、こういう自問自答をくり返して行きますと、自分がこだわっていたこと、コンプレックスをもっていたことが、バカバカしくなって来るのに気付かれるでしょう。
ここで二つのエピソードを紹介します。
〈エピソード・その1〉
ある進学塾で銘柄中学をめざす子どもたちに次のような質問をしました。
「キミたちは、なぜ、そんなに一流校に入りたがるの?」
「いい中学へ入るため」
「いい中学へ入るのは、何のため?」
「いい高校へ入るため」
「いい高校へ入るのは、何のため?」
「いい大学へ入るため」
「いい大学へ入るのは何のため?」
「いい会社へ入るため」
「いい会社へ入るのは何のため?」
「出世しておカネを貯めるため」
「出世しておカネをためるのは、何のため?」
「……いい老人ホームへ入るため」
小学生にはちょっとムリで意地悪な質問かも知れませんが、これは、ほんとうにあった話です。このほか、「両親を、いい老人ホームへ入れてあげるため」という、涙ぐましいというか、ピント外れというか、そんな答えもあったそうです。何だか、空恐ろしいような、笑い話ではありませんか。
〈エピソード・その2〉
これは、少し前に何かの雑誌か本で読んだ話で、どこで読んだのか記憶が定かでないのですが、おもしろい話なので――
日本のビジネスマンが開発に出かけた南の島で、現地の人から、こうたずねられました。
「日本人よ、そんなに働いてどうするつもりだ?」
「事業を拡大して、オカネを儲けるため」
「そんなにオカネを儲けて、どうするつもりだ?」
「いい家に住んで、いい暮らしをして……」
「それから?」
「そうだな、南の暖かいところへ別荘でもつくって……」
「それから?」
「海でも眺めながら、昼寝でもするかな」
「……? そんなことなら、とっくに、オレはやってるよ」と現地の人……。
いかがですか。「こういう考え方、モノの見方」をすると、「ありのまま」というのが、どんなことか、次第に分かって来るのではないでしょうか。
著者について
国司 義彦(くにし よしひこ)
学習院大学卒。日産自動車株式会社を経て、株式会社JMC能力開発センターを設立、代表取締役。
経営者、管理者、営業社員の指導・教育に活躍する一方、早くから「心の豊かさ」「自己実現」を提唱し、『マズローの心理学』(産能大学出版部刊)の著者F・ゴーブルらと、研究・啓蒙活動を展開。
日本における人間性心理学のパイオニアとして全米にも広く紹介されている。
脱・経済優先社会への処方箋『苦悩と混迷を超えて』(F・ゴーブル著 泉文堂刊)の監訳者でもある。
公式ホームページ http://www.kunishi.gr.jp/
まえがき
第I部
≪理論武装編≫
人間本来の力に目覚めよう
1 世の中は良い方向に向かっているか?
2 心理学が、あなたと社会に重大な影響をあたえている
3 行動主義(データ万能主義)の危ない落とし穴
4 人間本来の力を自覚しよう
5 自己実現者の共通要素〈その一〉
6 自己実現者の共通要素〈その二〉
7 自己実現者の共通要素〈その三〉
8 自己実現者の共通要素〈その四〉
9 自己実現者の共通要素〈その五〉
10 なぜ、自己実現できる人が少ないか
11 いつも「方向」を確かめよう
12 自己実現の突破口
第II部
≪実践編≫
「生き方を変える」17の視点
☆「生き方を変える」17の視点とは
〈視点1―1〉☆発想 感受性と適応力を養うこと
〈視点1―2〉◎行動 焦らず別の視点から見直す
〈視点2―1〉☆発想 あるがままに受け容れること
〈視点2―2〉◎行動 究極は「何のため? 何のため?」
〈視点3―1〉☆発想 自発性をもつこと
〈視点3―2〉◎行動 自分の気持に正直になる
〈視点4―1〉☆発想 自己中心のワナにはまらないこと
〈視点4―2〉◎行動 自分自身の不平、不満をプラスに生かす
〈視点5―1〉☆発想 感動すること
〈視点5―2〉◎行動 変化に注目し、「当たり前」ですまさないこと
〈視点6―1〉☆発想 人のために何かをすること
〈視点6―2〉◎行動 自分のことだけ考えても、うまく行かないし、楽しくない
〈視点7―1〉☆発想 手段と目的を識別すること
〈視点7―2〉◎行動 再び原点に還り「何のために?」と自問する
〈視点8―1〉☆発想 自分なりに工夫すること
〈視点8―2〉◎行動 状況を見きわめ、決してあきらめない
〈視点9―1〉☆発想 人と比較しないこと
〈視点9―2〉◎行動 独自の道を探せ
〈視点10―1〉☆発想 よい仲間をもつこと
〈視点10―2〉◎行動 肩書きなしで付き合える人が何人いるか?
〈視点11―1〉☆発想 知ろうとすること
〈視点11―2〉◎行動 肩の力を抜く
〈視点12―1〉☆発想 先走った考え方をしないこと
〈視点12―2〉◎行動 「できた!!」という実感を味わう
〈視点13―1〉☆発想 精神的に強くなり、しかも柔軟性をもつこと
〈視点13―2〉◎行動 人間を理解せよ
〈視点14―1〉☆発想 志をもつこと
〈視点14―2〉◎行動 けわしくても迂回路を選べ
〈視点15―1〉☆発想 骨惜しみの魔術にかからないこと
〈視点15―2〉◎行動 雑音に惑わされないこと
〈視点16―1〉☆発想 楽しむこと
〈視点16―2〉◎行動 心の中で「旅」を楽しもう
〈視点17―1〉☆発想 人と喜びを分かち合うこと
〈視点17―2〉◎行動 まず「実行」!!
参考文献