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あした天気になぁれ

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著者:毎日新聞社会部
価格:¥ 431
毎日新聞社


■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 スポーツ選手、俳優、学者、歌手、詩人、漫画家、舞踊家等々……それぞれの家族・親子論あり、女性論あり、恋愛論あり。
 29人の心の深層を、さらには時代をも抉ったノンフィクション集。


抄録(「電子書店パピレス」より)
 第七巻六十七ページ。初芝電器ショウルーム課長、島耕作は、廊下で同期の人事本部員に呼び止められた。
 「離婚したんだって。まずかったな。離婚というのが昇進査定において少なからずマイナスになる。管理能力に問題ありということだよ」「おれは管理することもされることも好きじゃない」「島、お前出世したくないのか」。島耕作は笑って答えた。
 「いやな仕事でえらくなるより好きな仕事で犬のように働きたいさ」

 「このせりふが島耕作のすべて。まさにぼくもそういう人間ですから」。作者の漫画家、弘兼憲史さん(44)は言う。
 十九年前の七三年。松下電器の社員だった弘兼さんは、似たようなせりふを口にした。
 「ニューヨークに行ってくれないか」。部長に呼ばれた時だった。「会社を辞めて漫画家になります。宣伝の仕事は楽しいけれど、もっとやりたい仕事があるんです」
 サラリーマン時代の経験をもとにした漫画「課長 島耕作」が九二年二月、九年にわたる連載を終えた。「自分の体験を入れているのでリアリティーがあったからでは」。弘兼さんはヒットの秘密を分析する。
 子供時代、山口県岩国市で過ごした。日曜日ごとに父と近くの岩国川へ、フナ釣りに出かけた。父が別のポイントに行っている時、さおに強い引きが来た。これは大物だ。獲物と悪戦苦闘しているうちに、手がすべり、さおは流された。
 「親父は怒るだろうな」。そんな思いで戻ってくるのを待った。父は何も言わなかった。次の日曜、大物を釣った。自慢げにびくの中を指差すと、父は黙ってうなずいた。悲しむのも、喜ぶのも自分一人の責任。そんなことを教えてくれたように思う。
 創作的な仕事がしたくて、宣伝に力を入れていた松下に入社した。本社が大阪にあることも知らなかった。希望どおり配属されなければ、辞めるつもりだった。会社を選んだんじゃない。仕事を選んだんだ。
 より好きな仕事を求めて入った漫画の世界。一方で、弘兼さんは今も「上昇志向の強いサラリーマン」的だ。
 「島耕作は、おれがサラリーマンを続けていたらこういう生き方をするぞと言うメッセージなんです」
(「「課長 島耕作」生みの親 漫画家 弘兼 憲史」より)

■ 目次

大一番前の女子サッカー全日本 主将骨折にチームは震えた
   ワールドカップ・サッカー選手 木岡 二葉

花観夫人亡くし… 「お釈迦様のような人でした」
   俳優 笠 智衆

“ドン・キホーテ”は再び極点目指す 命託すは「鉄の馬」
   冒険ライダー 風間 深志

リングを離れて2年… 悲壮な覚悟で舞台に上がった
   元女子プロレスのスターで俳優 長与 千種

吹っ切れたプロ2戦目 「ピストンの孫」は“血”を意識しない
   ボクサー 堀口 昌彰

「ドラクエ」成功にも満たされぬ心 “生みの親”は再び常識を破る
   コンピューターゲームソフトのプログラマー 中村 光一

「沖縄」がTOKYOを懐に抱え込んだ日 泡盛があふれた
   「りんけんバンド」リーダー 照屋 林賢

瀬戸際に立つ「紅白」 “失地回復”に男は檄を飛ばす
   「紅白歌合戦」総合演出者 島田 源領

兄とともに目指す幕内 実力の世界がわかり始めてきた
   十両 小城錦康年

人生と重なる舞台 フラメンコという赤い靴で駆ける
   フラメンコ舞踊家 小林 伴子

実績に裏打ちされたおもしろさ 講義はいつも「満員御礼」
   予備校講師 荻野 文子

人工衛星を育てて四半世紀 宇宙に送り出す気分は「花嫁の父」
   文部省宇宙科学研究所教授 上杉 邦憲

あの疾走から1年… 破天荒な性格のままに青年は旅立つ
   元早大ラグビー部員 今泉 清

プロへのチャンスはあと1年 残された時間に勝負をかける
   日本将棋連盟奨励会三段 伊藤 能

私は元祖「マルサの女」 カネの世にすさまじい人間模様を見た
   映画「マルサの女」のモデル 斉藤 和子

初の女性「真打ち」へ 重圧のなか少しずつ自分の世界を広げたい
   女性落語家 古今亭菊乃

「木綿のハンカチーフ」から16年 やっと当たり前の女になれた
   歌手 太田 裕美

東京湾の漁にかけた34年 「魚がいるから」海を捨てない
   漁師 大野 一敏

「アキコとケイ」のラブストーリー 目指すはカンヌ映画祭
   米国で映画製作の夢を追う 浜田 幸子

黄金の古代アンデス文明 「ニッポンのインディ」が謎解きに挑む
   考古学者 島田 泉

強烈だった白と黒の世界 「東君平」との出会いが人生を変えた
   童話作家、故東君平さんの妻 東 英子

「課長 島耕作」生みの親 おれがサラリーマンだったらこう生きる
   漫画家 弘兼 憲史

40年歌い続けるシャンソン 奇抜な衣装 若者が共感
   歌手 美輪 明宏

子猿役から猿引きに 名門に生まれ出た狂言界のホープ
   狂言師 野村 武司

銀幕の世界にあこがれた学生時代 虹色の魚と目が合った
   東京タワー水族館館長 田部 雄三

代替わりを終えた山男の宴席に 寂しさがひたひたと押し寄せる
   登山家 八木原 圀明

四国の清流にはぐくまれた詩人 夢は方言詩のネットワーク
   高知在住の詩人 片岡 文雄

シルクロードをソーラーカーで 未来への道を走りたい
   カーデザイナー 江口 倫郎

辛くもつかんだテコンドー五輪代表 悔しさは本番で晴らす
   バルセロナ五輪テコンドー選手 今野 美穂

あとがき

■ カテゴリ




「あした天気になぁれ」紹介ページの最終更新日時
2006年4月8日 21:21:48
ID:26
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。