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出版社/著者からの内容紹介
エイズは専門家や極一部の人達の問題ではありません。様々な立場や環境の人達が、何らかの関わりを持つ可能性のある病気なのです。しかし、実際に手に入れられる情報の大半は専門用語が多く、一般の人達が知りたい事、聞きたい事が書いてあったとしても、難しくて意味不明……なんて事になりがちです。
そこで本書は、誰にでも理解出来るように、HIV・エイズに関する様々な事柄をまとめてみました。自分自身の為に、愛する誰かの為に、本書をご活用下さい。
抄録(「電子書店パピレス」より)
1-1 HIVとエイズの違い
HIVとエイズ、よく混同されがちな言葉ですが、HIVとエイズは違います。
HIVとは
Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略で、エイズの原因になるウイルスの名前です。
ヒト免疫不全ウイルスというのは、「人間の病気に対する抵抗力を不完全な状態にしてしまうウイルス」という意味があります。
HIVは熱や消毒に弱く、感染力の弱いウイルスです。
まれにHIVの事を「HIVウイルス」と呼ぶ人もいますが、HIVの「V」は「Virus(ウイルス)」の略ですから、この呼び方だと「ヒト免疫不全ウイルスウイルス」と呼んでいる事になってしまいます。
また、新聞やテレビなどで「エイズウイルス」と呼ばれている場合がありますが、これは「エイズの原因になるウイルス」と分かりやすく伝える為に使われている、造語のようなものですから、報道などで「エイズウイルス」と言った場合、HIVの事を指しています。
エイズ(AIDS)とは
AIDSはAcquired Immuno Deficiency Syndromeの略で、日本名・後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)と呼ばれています。
後天性免疫不全症候群という名前を簡単に訳すと、「生まれた後に病気に対する抵抗力が不完全な状態になり、それが原因で様々な症状(病気)を引き起こされた状態」という意味になります。
つまりエイズとは、HIVに感染した為に、免疫機能が低下した事が原因で起こる様々な病気をまとめて呼んだものです。