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出版社/著者からの内容紹介
組織は常に、一つ一つの意思決定によって決定づけられている。一つの意思決定が組織の転覆を招くといっても言いすぎではないだろう。さて、あなたの意思決定はまちがってはいないと言いきれるだろうか。
本書は、スピーディで質の高い意思決定の方策を、理論的かつ具体的に提言する。すべての意思決定者必読の書!
著者について
印南 一路(いんなみ いちろ)
1958年生まれ。
1982年東京大学法学部卒業、富士銀行入社。
1984年厚生省保険局企画課に出向。
1986年富士銀行退社、フルブライト奨学研究生としてハーバード大学行政大学院へ留学。
1992年シカゴ大学経営大学院にてPh.D.取得、同経営大学院助教授。
1994年慶應義塾大学総合政策学部教授。
はじめに
第I部 我々と意思決定
第1章 意思決定とは何か
意思決定とは
規範的な意思決定論―どのように意思決定すべきか
実証的な意思決定論―意思決定の現実
診断論的な意思決定論―すぐれた意思決定への王道
診断論的意思決定論のフレームワーク
意思決定のモデル
すぐれた意思決定とは何か
第2章 世界の性質と情報を考える
複雑な世界―決定論的世界観とカオス的世界観
情報の世界―情報の量と情報パラドックス
第3章 我々の認知能力を考える
情報処理システムとしての人間
どのような情報が処理されるのか
記憶の仕組み
思い出すということ
意味を与える
知識を獲得するとは
第II部 直観的意思決定のおとしあな
第4章 情報データによる罠
情報データの信頼性
状況に依存する知覚と印象
状況に依存する判断
フレーミング効果
有効性の錯覚―一貫した情報をうたがう
第5章 数値データにおける罠
運と実力
ランダム性と統計的独立
ばらつきとサンプルのばらつき
平均への回帰
罠を避けるには
隠された前提条件
連言錯誤―もっともらしさの鍼
第6章 記憶情報における罠
利用可能性バイアス―思い出しやすさに惑わされる
代表性バイアス―典型的なものは危険
アンカリングと調整限界
第7章 推論における罠
帰納的推論
帰納的推論における罠
確証バイアス
因果的推論―もっともらしさのいかがわしさ
共起による錯覚―あやしい相関と因果関係
素朴理論
第8章 直観的な決定ルールの罠
決定方略
補償モデル
無補償モデル
決定方略の選び方の現実
第III部 高質な意思決定の実現と組織の意思決定
第9章 効果的に学ぶために
入手不可能な情報と無視しやすい情報に注意する
フィードバックの歪みを知る
後知恵を克服する
理解と予測のための条件
第10章 創造力と想像力
創造性とは何か
創造性と因果的推論
創造性に影響する条件
第11章 組織の意思決定
組織の意思決定とは
集団で意思決定する理由
集団的意思決定のモデル(I)
集団的意思決定の病理現象
集団的意思決定のモデル(II)
集団的意思決定の質を高めるには
終章
参考文献