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「英語で書く」基本が身につく本

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著者:大木崇
価格:¥ 840
研究社


■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 カナダで長年英語を書く仕事に携わってきた著者が、「日本語で考えたことを英語に直すコツ」と「正しい英文を書くために必要な文法」をお教えます。本書で学べることは、以下の4点。 (1) 日本語で考えたことを、まず基本的な文型を使った短い英文で表現し、次に短い文を論理的に結合して長い文を作る方法を学ぶ。 (2) 日本語で考えたことを英語で表現するときに必要な、日本語と英語の発想の相違を学ぶ。(3) 英語圏の実務文で主流になっているプレイン・イングリッシュの文体を使って英文を書くことを学ぶ。(4) 正しい英文を書くために必要で、日本人が間違えやすい文法事項を具体的に学ぶ。


抄録(「電子書店パピレス」より)
 第1章
 日本文を小文に分解して英文で表現する

 日本文を小文に分解して、それぞれの小文の内容を英語の小文で表現してから、小文と小文をつなげて、より複雑な構造の文を作る、という方法を試してみましょう。この本では、複雑な日本文の内容を英語で表現することを、「小文形式を使って英文を書く」と呼ぶことにします。下の例題には、日本文の小文を英文の小文で表現するときの基本文型の選択、主語の選択などが含まれています。これらの項目については、この本の中で詳しく説明してあります。下の例題では、複雑な日本文をどのように小文に分解するかに注意してください。

 夏休みの新幹線は、子供連れの家族でにぎわっている。ほほえましいとばかりはいっていられない。時に子供の泣き声やわめき声、走りまわる姿に、ずっと悩まされるはめになる。あるとき、私はたまりかねて親に注意したところ、「子供だから仕方ないでしょう」と言い返された。「子供だから、親のあなたがたに静かにさせる責任があるのだ」というさらなる抗議に、若い夫婦は大いに不満そうであった。

 上の日本文を次のような小文に分解します。この時にそれぞれの小文に、 文脈から判断して主語を補います。英語の小文は、「誰が〜する」、「何は〜である」が基本になっていますから、日本語の小文を英語の小文で表現するときには、主語を明確にすることが大切です。

 (1) 夏休みの新幹線は、子供連れの家族でにぎわっている。
 (2) しかし、列車で子供たちと一緒になるのは、必ずしも楽しい経験とは言えない。
 (3) 時には、私は子供の泣き声や走りまわる姿に、旅行中ずっと悩まされるはめになる。
 (4) あるとき、私はたまりかねて親に注意した。
 (5) すると、子供の親は子供がうるさいのは自然だと言った。
 (6) 私は、子供を公共の場所で行儀よくさせることは親の責任だと主張した。
 (7) しかし、若い夫婦は大いに不満そうであった。

 次に上の小文を英語で表現します。

 (1) 夏休みの新幹線は、子供連れの家族でにぎわっている。
  The bullet train during summer holidays is full of families with children.

 もとの文章で (1)、(2)、(3) にあたるところは、夏休みの新幹線の状況を一般的に述べたものですから、動詞は現在形になります。(4) から (7) までは、著者のあるときの経験を述べたものですから、動詞は過去形になります。
 「夏休みの新幹線は、子供連れの家族でにぎわっている」の文の基本的な構造は、「新幹線は、子供連れの家族でにぎわっている」です。この内容を表現するいちばん簡単な英文の文型は、《A is full of B.》 (A は B でいっぱいだ) です。この小文の基本部分を英語で表現すれば、The bullet train is full of families. になります。この基本部分に「夏休みの(夏休み中の)」と 「子供連れの(子供と一緒の)」を修飾句として付け足して、上の英語の小文になります。

 (2) しかし、列車で子供たちと一緒になるのは、必ずしも楽しい経験とは言えない。
   But it is not always a pleasant experience to share the train with these children.

 原文の「ほほえましいとばかりはいっていられない」を、文脈から内容を考えて上のように説明しました。日本文では、文脈から読者のわかることはなるべく省略する、という傾向があります。英文では逆に、読者に誤解を与えないようになるべく具体的に書く、という傾向があります。原文の「ほほえましいとばかりはいっていられない」は、「(このような光景を目にすることは)ほほえましいとばかりはいっていられない」ということですから、原文に忠実に、次のような英文で表現することもできます。I cannot say that it is always pleasant to watch such a scene.
 しかし、(2) の日本語の小文のように、原文の内容を読みとって言い換えたほうが、内容が明確になります。

 「列車で子供たちと一緒になるのは必ずしも楽しい経験とは言えない」の基本部分は、「列車で子供たちと一緒になる」を英文の主語にして、A is (not) B. の形の英文で表現できます。To share the train with these children is not always a pleasant experience. これでもいいですが、主語が長いので仮の主語の it を使って、《It is A to do.》 (〜することは A だ) の形に書き換えます(本書では、不定詞のことを簡単に to do で示す場合があります)。

 *この続きは製品版でお楽しみください。


著者について
 大木 崇 (おおき たかし)
 1941 年東京生まれ。1964 年国際基督教大学卒。1966 年カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学経済学修士。 カナダ、レスブリッジ大学助教授を経て、アルバータ州政府で経済政策立案の仕事で英文実務に 20 年以上従事。 1995 年に経済分析、市場調査のコンサルタント会社を設立。2001 年 4 月から 2002 年 3 月まで広島修道大学客員教授。大学卒業以来カナダに在住。

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「「英語で書く」基本が身につく本」紹介ページの最終更新日時
2008年12月29日 00:03:48
ID:948
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。