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英語になりにくい日本語をこう訳す

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著者:山岸勝榮
価格:¥ 840
研究社


■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 普段何気なく使っていてもいざ英語に訳そうとすると「?」となってしまう、そんな日本的表現を英訳する際のコツと問題点を具体的に指摘します。「行って来ます」「行ってらっしゃい」「どうもお粗末でした」「ごちそうさま」「不徳のいたすところでございまして」「お気持ちだけいただいておきます」「お近づきの印に一杯どうですか」「その節はいろいろお世話になりました」等々、あなたは英語に訳せますか?


抄録(「電子書店パピレス」より)
 第1部

 日本語らしい日本語を英訳する>

 本書での、() と[]の使い方。
 ()内は、省略可能。
 例 : Thank you (very much).
 = Thank you. / Thank you very much.
 [] 内は、前の語句と入れ替え可能。
 例 : I'm going [leaving].
 = I'm going. / I'm leaving.

 PART 1
   日常の挨拶

 「行って来ます」「行ってらっしゃい」

 「行って来ます」はさらに丁寧には、「行って参ります」となる。「行ってらっしゃい」は、人や家庭によってはさらに丁寧に、「行ってらっしゃいませ」と言うかも知れない。いずれにせよ、この定型表現にピッタリの英語はない。英語国の人たちが使う表現で、日本語の「行って来ます」に近いのは、

 ・I'm going. Bye !
 ・I'm going [leaving].

 あたりであろうが、これとても「行くよ/出かけるよ」と言っているのであって、日本語のように「行って来ます(行って帰ります)」と往復に言及しているものでもない。英語では、そのほか、

 ・Bye-bye ! / Bye !
 ・See you later [soon] !
 ・I'm off !
 ・I'll be back soon !

 など、人と時によって、さまざまな言い方をする。また、「行ってらっしゃい」にピッタリの英語もなく、たとえば

 ・Bye-Bye ! / Bye !
 ・See you later [soon / this afternoon] !
 ・Take care ! / Be careful !
 ・O.K. / Have a good day !

 などのように、いろいろな言い方をする。

  「ただいま」「お帰りなさい」

 「行って来ます」「行ってらっしゃい」にピッタリの英語がなかったように、「ただいま」「お帰りなさい」にピッタリの英語もない。勤め先から帰った場合、英語国の人々が用いる一般的表現で、日本語の「ただいま」に類似するのは、

 ・I'm home.(帰ったよ / 帰りましたよ)

 であろうが、こう言わない人も多い。このほか、

 ・Hi !
 ・It's me.
 ・I'm back.

 などのように言う人もいる。
 いっぽう、「お帰りなさい」の場合は、人によっては、

 ・Hi ! (How was your day?)
 ・You're home [back].(帰ったの)
 ・Did you enjoy your school?(学童に)

 などのように言うであろう。しばらくぶりに帰宅[帰国]した人に向かって言う表現に、

 ・Welcome home [back].

 があるが、これも「お帰りなさい」に相当する表現の1つとして覚えておくとよかろう。

 「いただきます」「ごちそうさま(でした)」

 これにピッタリの英語表現はない。前者をあえて英訳すれば、Thank you for this meal.(この食事をありがとうございます)、I'll take this with thanks.(これをありがたくいただきます)などとできるが、英語ではこうは言わない。
 英語文化圏で他人の家に招待された場合、主人側からPlease help yourself.(どうぞ召し上がってください)と言われたら、

 ・Thank you. It looks very good [delicious].
 ・Everything's so good; I don't know where to begin.

 などと言いながら食べ始めてよい。他人を交えない、家族だけの食卓では、何も言わないで食べ始める人が多い。私の知人のアメリカ人は、今でも、God is great and God is good, / We thank you for this food. / In Jesus' name we pray. Amen.(神は偉大なるお方、神は善なるお方、/このお食事をありがたく頂戴いたします。/イエスの御名によりお祈りいたします。アーメン)と言っている(私の聞き覚えなので宗教的に正式な文句かどうかは定かではない)。これも「いただきます」に相当するものと考えられる。

 *この続きは製品版でお楽しみください。


著者について
 山岸 勝榮 (やまぎし かつえい)
 法政大学大学院博士課程修了。法政大学教授を経て、現在、明海大学教授。『言えそうで言えない英語表現』 (研究社出版)、『現代英米語の諸相』 (正・続・続々)、 『日英言語文化論考』、『英語教育と辞書』、『英語教育と辞書の思想と実践』等、著書多数。『ニューアンカー和英辞典』および『スーパー ・アンカー英和辞典』編集主幹、『ケンブリッジ国際英語辞典』日本人顧問。

■ カテゴリ




「英語になりにくい日本語をこう訳す」紹介ページの最終更新日時
2006年4月8日 21:25:14
ID:868
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。