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出版社/著者からの内容紹介
ワインがこれだけのブームになると、ワイン通も、食通やグルメといわれる人々と同様、どこかエラそうで胡散(うさん)くさく見られがちな昨今であるが、ことワインの場合、そのつくり方や飲み方、歴史などを調べ出すとキリがないほど奥が深い飲み物で、そうした知識を知れば知るほどハマるような仕掛けになっている。一度ハマってしまえば、自分の知っている話や体験をついつい人に喋(しゃべ)りたくなるのが人情というものだ。
実際の話、あーだこーだいいながらワインを飲むのはじつに楽しいもの。ワインブームにハマりそこなった人も、この本を読んで、ワインをガブ飲みすれば、遠からず楽しい楽しいワイン談義に加われるはずである。
抄録(「電子書店パピレス」より)
フランス人の血はワインでできているといわれるワケ
フランス人はワインを水のように飲む……いかにもフランス人のワイン好きをいい表した言葉のようにも思えるが、このいい方は決してオーバーな比喩(ひゆ)というわけではない。
日本人がヨーロッパを旅行すると、彼(か)の地では生水を飲むな、ということがよくいわれる。これはヨーロッパの水道水は日本と比べると衛生的に問題があるから。だからフランス人は、水道水の代わりにワインを飲むという伝説が生まれたのだが、この話、ワインの成分を考えるともっともな話なのだ。
ワインの成分は八〇パーセント以上が水である。成分の大半が水という点では日本酒やビールも同じなのだが、ワインが日本酒やビールと決定的に違うのは、その水が純粋にぶどうの果実だけがもたらしたもの、ということにある。
日本酒やビール、ウイスキーなどは、米や麦などの穀物からつくられるが、こうした穀物からはいくらしぼっても酒をつくるのに十分な水分は得られない。そこで、ある段階で人工的に水を加えるのだが、ワインはこうした工程が一切不要。ぶどうだけがもっている水分によって、お酒になることができるのである。
いってみれば、ワインは一〇〇パーセント天然果汁によってつくられたアルコール。不衛生な水道水が使われていない、混じりっ気なしの飲み物だから、水代わりになるというわけである。
もちろん、フランス人も一本何千円もするワインを水代わりに飲むわけにはいかないから、ふだん飲むのには一本数百円のテーブルワインが利用されることになる。
しかし、これがうまいから、文字どおり水代わりにガブガブ飲んでしまう人も少なくない。「フランス人の血はワインでできている」とは、これまたフランス人のワイン好きをいい表した言葉だが、こちらの言葉も決してオーバーとはいえないかも?
著者について
博学こだわり倶楽部(はくがくこだわりくらぶ)
互いの知識を深め合う、驚くほどの博学集団。メンバーは常人が気にもとめない世の森羅万象にこだわり、その解明のために東奔西走して追求する。著書には「ネコに遊んでもらう本1・2・3」「元祖! ラーメン本」「カラクリがズバリ!わかる本」「命にかかわるコワ〜イ話」「時刻表の楽しい読み方」「知りたかった博学知識シリーズ」などがある。