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出版社/著者からの内容紹介
「朝飯前」「顔色をうかがう」「魔が差す」「お義理」「不幸中の幸い」「元も子もない」「埒があかない」など日本語の決まり文句を400近く取り上げ、英語に直すコツを伝授する。
抄録(「電子書店パピレス」より)
あ
ああ言えばこう言う
日本語の「ああ言えばこう言う」という表現は、「どう言ってもそれに対して言い逃れを言う」(『学研・現代新国語辞典』)の意味で用いられ、口答えは好ましいことではないという含みを強く感じさせるものであるが、自己主張(self-assertion)を重視する英語社会、とりわけアメリカ社会では、「ああ言えばこう言う」という行為は、日本社会におけるほどには非難されるべきものでない。
したがって、「ああ言えばこう言う」に相当する句として、しばしば見かける have a comeback for everything は、文脈によっては、そういうマイナスイメージの言い方にもなるが、「(どんなことに対しても)当意即妙な返事をする」というプラスイメージの言い方にもなり得る。
次の文も文脈次第で、「ああ言えばこう言うんだから」の意味を伝え得る表現となる。
⇒Why do you always contradict what I say?(きみはどうしていつも私の言うことに反対するんだい)
⇒You contradict everything I say, don't you?(きみは私が言うことには何でも反対するね)
あるいは、「ああ言えばこう言うんだから」を「(きみの)減らず口はもうたくさんだ」と考えて、次のように表現することも可能である。
⇒I've had enough of your lip!
ちなみに、「減らず口をたたくな!」に相当する言い方としては、以下の表現が考えられる。
⇒Don't talk back to me!
⇒Don't sass me!
⇒None of your lip!
*この続きは製品版でお楽しみください。
著者について
山岸 勝榮(やまぎし かつえい)
法政大学大学院博士課程修了。法政大学教授を経て、現在、明海大学教授。著書に、『英語になりにくい日本語をこう訳す』(丸善)、『現代英米語の諸相(正・続・続々)』(ごびあん出版)ほか。『ニューアンカー和英辞典』および『スーパー・アンカー英和辞典』編集主幹。