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出版社/著者からの内容紹介
観光案内でよく使われる基本フレーズ300と、「買い物」「娯楽・スポーツ」などの身近なトピックからなるダイアローグ30パターンをわかりやすい解説とともに紹介。また、コラムでは通訳ガイドのコツを伝授します。通訳ガイドを目ざす人も、外国のお客さんが日本に来たときに案内することになった人も、実用性の高い表現と会話例が満載の本書を「虎の巻」として持つことをお勧めします。
抄録(「電子書店パピレス」より)
1. 一緒に食事をする
Dining
●「箸は使えますか」と聞くときは?
Should I ask, "Can you use chopsticks?"
アメリカからやって来た友人を連れて築地市場の見学.ただボストン出身だけに,ボストン産のマグロには食指が動かない様子.結局,立ち食いそば屋へ案内することに……
Tomoko: Aren't you suffering from jet lag?
Marie: Oh, no. I'm wide awake. It's 6:15 in the evening back in Boston.
Tomoko: I guess you're ready for dinner, then. How about some sushi?
Marie: That Boston tuna we saw at the auction looked good, but I think I'd prefer something warm.
Tomoko: Well, there's tempura, roast fish……
Marie: How about those noodles with seafood that we saw at the street stand?
Tomoko: Fine. But can you eat them with chopsticks?
Marie: I'll manage. Just don't ask me to slurp, that's all.
・Words and Phrases
◆suffer from 〜 〜に苦しむ,病気になる
◆jet lag 時差ぼけ
◆street stand 立ち食いスタンド,屋台
◆manage 何とかする
◆slurp (大きな)音を立てて食べる
とも子: 時差ぼけで大変なんじゃないの?
マリー: 大丈夫.目がパッチリ開いているわ.今,ボストンでは夕方の6時15分ですもの.
とも子: だったらこれから夕食ってところね.どう,お寿司でも?
マリー: せりで見たボストンのマグロもよさそうだったけど,何か温かいもののほうがいいわ.
とも子: そうねぇ,天ぷらとか焼き魚とか……
マリー: 立ち食いスタンドで見かけたシーフード入りのおそばはどうかしら?
とも子: いいわよ.でも,お箸は使えるの?
マリー: 何とかなるわ.ただ,音を立てて食べるのだけはごめんよ.
・説明のポイント
1. How about 〜 ? は人に何か食べ物などを勧めるときに便利な表現.お代わりを勧めるときは,How about more tuna rolls?(もう少し鉄火巻きはどう?)のように言えばよい.How would you like 〜 ? も同義.How about 〜 ? よりも丁寧な表現になる.
2. 箸を使えるかどうかを尋ねるのは,日本人にナイフやフォークが使えるかどうかを聞くようなものなので,相手によっては気を悪くする人もいるので注意したい.また,You use chopsticks very well!(お箸を上手に使いますね)とむやみにほめたりするのも同様である.
もっとも,次のような説明はしておいたほうがよいだろう.Don't leave your chopsticks sticking in the rice. You only do that at funerals.(箸をご飯に突き刺してはいけません.お葬式のときにやる仕草だからです)
日本通の外国人でないとこのことを知らないので,大事なポイントだ.和食レストランなどで外国人がこれをやると,近くに座った日本人に冷やかな目で見られたりする.
3. 外国人の多くは,音を立てて食べることに抵抗を示す.Why do you make a noise?(なぜ音を立てて食べるのか?)と聞かれたら,It shows we're thankful for the delicious food.(おいしい食べ物に感謝の気持ちを表わしているんです)のような説明が可能だ.When in Rome do as the Romans do.(郷に入っては郷に従え)とは言うものの,外国人に無理強いはしないほうがいいだろう.
*この続きは製品版でお楽しみください。
著者について
中山 幸男(なかやま ゆきお)
語学研修ツアーコーディネーター、通訳ガイド、英語講師、文筆業。所属団体は、日本観光通訳協会理事、日英協会会員、日本笑い学会会員。著書に『インターネットで英語力アップ!』(宝島新書)、『英会話・はじめの一言』(講談社インターナショナル)、『初めての海外旅行英会話』(NHK出版)、『英語でガイドするJAPAN!』(三修社)などがある。通信教育では、NHK学園「これで十分基本表現24」と「海外旅行のための3か月英会話」の2講座を担当。
ジェフ・クラーク(Jeff Clark)
米国カルフォルニア州出身。スタンフォード大学で日本語専攻。NHK文化センター、NHK「ラジオ英会話」などで英会話講師を務め、現在は清泉女子大学と麻布学園で教えている。趣味は能管(人間国宝、藤田大五郎先生に師事)、水泳、登山。
著書に「トラブラないトラベル会話 英語―アメリカを旅する」(監修)三修社、「アメリカ西海岸温泉紀行」(共著)TOTO出版などがある。