山盛りイーブック:トップページ

読む・書く・聴く・話す 英語はバランスだ!

このイーブックの購入はこちら
img
表紙画像
著者:松本道弘
価格:¥ 840
研究社


■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 英語の四技能はインプット(読む・聴く)とアウトプット(話す・書く)に大きく分けられる。もし、今までこれらをバラバラに習得しようとしていた人で、伸び悩みを感じていた人にはお薦めの一冊。「迷人→鉄人→達人→名人」へとステップアップするための具体的な「術」が著者(=松本道弘)自らの体験を交えながら開陳される秘伝の書。


抄録(「電子書店パピレス」より)
 英語だけの世界は「術」の世界。達人は生まれるが、名人は生まれない。名人は、英語の世界から離れても勝負ができるから稀人まれびとである。

 達人は、「either 英語 or 英語外」の世界だが、名人は、「both 英語 and 英語外」の世界を浮遊する balancing art の master である。

 天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、芸術のみならず科学の分野でも名を馳せた、創造主のような名人(connoisseur)であった。彼自身が多くの名人の心を動かすミューズ(the Muse)は、詩人に詩的霊感を与える詩神)となった。

 connoisseur(カナスアーと発音)はフランス語で「知る」という意味だ。He knows art and science. ダ・ヴィンチは、文科系、理数系という両極のバランスをとった天才芸術家だ。人は言う。「天才とは art と science の二刀を使いこなすダ・ヴィンチのような人(da Vincian)だ」と。「二刀流でいけ」を英訳すれば、"Have it both ways: art and science." となる。しかし、もう一つ、取っておきの言い回しがある。

 Balance art and science.

 つまり、二刀流とは、両極のバランスをとることである。剣道、武道、英語道、その他の諸芸術を結びつけるキーワードも balance なのである。英語術の達人は、門外漢の話には興味を示さない。示せない。しかし、名人を意識した達人ともなれば、自分の道に限界を感じるから、他分野の名人にも関心を持ち始める。極真会創始者、K-1の源流といわれた大山倍達は、小説『宮本武蔵』に感動し、作者の吉川英治に手紙をしたため、会いに行っている。この無垢な心に「熱さ」が加わったのだから、まさに武道家の心とは霊妙な働きをする。心は固定させることができないから、パワフルなのだ。

 英語そのものをモノにしようとすれば、同じように純粋で、柔軟で前向きな姿勢(英語では open-mindedness)が要る。

 英語が話せないのは、話す努力が足りないからではなく、聴く訓練が不足しているのだ。英語を話すことに没頭すべきだというのは、俗受けする論理だ。ここで武蔵風に言うと、心が固定する。 speaking も listening も、どちらかに心を奪われず、バランスをとらなければならない。同じように英語が書けないのも、書くことに心が固定し、読みを怠っているからであり、writing と reading はここでバランスをとる必要がある。

 そのことに気づいた英語の名人を、私は知らない。しかし、英語界の門外漢が何気なく語った阿久悠の言葉で、私はブルブルと震えたのだ。「言葉は道具ではなく、心と知性そのものですから」

 ワニや毛虫にもなり、夢見る少女や妖精にもなる、氏の歌詞は、そしてその心は菜畑を飛ぶ蝶のように、いつく(武蔵の言う「固定すること」)ことがない。

 私が英語道の達人の頃なら、阿久悠に手紙を出して、会いに出掛けたことであろう。しかし、今私は、恥ずかしながら、英語道の名人として名乗りを上げたばかりである。自然の流れに逆らうことはしない。この成功は、心の中でしっかりと受け止め、あとの人生は、川の流れのように自然に身を委ねるだけだ。

 名人には、時間と空間の違いはない。

 どちらかが、先にこの世を去ろうとも、心があれば、いずれかしみじみと語り合える。――時空を超えて。

 この「しみじみ」が、英語にできないのがくやしい。そして、このくやしいも英訳できない。しかし、同時通訳のプロは文脈が与えられれば、間髪を入れず、瞬時に同時通訳をしなければならない。

 そこまで肩肘を張って、同時通訳のプロを気取る人はいまい。同時通訳という特殊な分野でなくてもいい。ラクして英語をモノにしたいという人が英語人口の80%と、大多数を占める。

 しかし、私は違う、きっとモノにしてみせる、と奮起する人が20%。そして、やる気のある20%の鉄人のうち、達人になる人が20%だから、トータルで多目にみても5%ぐらいだ。その達人のトータルの20%が名人になれるとなると、まさに英語鉄人100名のうち1人しか名人になれないという具合だ。物理学的に言えば、氷山の一角(the tip of the iceberg)、つまり、表出した10分の1に過ぎない。氷山の話はもういい。

 英語名人とは、狭き門であることがわかればいい。

 私はコツコツ英語を学ぶタイプではないし、コツコツやれ、とは言ったことがない。

 必死にやっても英語がモノにできないのに、コツコツやっていれば、永久にモノにすることはできない。だから、「背伸びしなさい」と言う。

 少し背伸びをしてみよう。英語名人を目指す、気迫でバランスのとれた英語を学んだら、少なくとも確実に英語達人にはなれるのではないか。英語の達人は、正しい道を歩めばだれでもなれる――少し背伸びをすれば。

 *この続きは製品版でお楽しみください。


著者について
 松本 道弘(まつもと みちひろ)
 日商岩井、アメリカ大使館同時通訳、日興證券役員秘書、NHKテレビ英会話講師、名古屋外国語大学教授などを経て、現在、ホノルル大学教授、国際ディベート学会会長。

■ カテゴリ




「読む・書く・聴く・話す 英語はバランスだ!」紹介ページの最終更新日時
2008年12月29日 00:03:51
ID:1003
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。