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出版社/著者からの内容紹介
業界を目指す人から広告マンまでに贈る、広告業界、転職活動リポート完成!! たった4ヶ月で会社をクビになった無名コピーライターが再就職活動。「転職は運と縁」そう信じて受かるまで受けつづける! あんな会社、こんな会社、30数件の面接実況中継。
抄録(「電子書店パピレス」より)
(1)T.A(築地) コピーライター 経験者 朝日新聞より
記念すべき第一件目。早く着きすぎたためコンビニを探す。フロムエーを立ち読みして求人を探すのだ。一つあった。早速電話を入れて面接をとる。それからサンドイッチを買って近くのホテルの裏でかきこむ。さていくか。
社長と1対1、温泉情報などのコラム風広告を作っているという。面接中、求人を見た人からの電話がしばしば。社長はいちいち取るので面接が途切れる。まあ仕方ないか。特技のクレーンゲームに笑われた。「これは書かないほうがいいですね」いや書き続ける。
その後不採用の電話が鳴るが、同じグループの「A.A」が探している、化粧品広告の進行管理の契約社員に話を回してくれた。(面接には行ったが断った。俺は再びコピーライターになるのだ。でもどうも)
(2)C.S.Y(半蔵門) コピーライター 未経験可 ビーイングより
実は前の会社でクビを宣告された次の日、昼休みにビーイングを買って公衆電話から面接をとった。しかし電話口の女は、顔が想像できるほど頼りない声で説明してくる。新人か? もっと自信をもちなさいよ。
当日、女社長と1対1。こちらに多く喋らせる戦法。最後に「少々ひねたところがおありですね」クビになれば誰だってひねるよ。でも女って思ったことを難なく言ってのける。
(3)I.E(初台)コピーライター 経験者 フロムエーより
(1)のT.Aへ行く時、公衆電話から面接をとったのがココ。当日、いきなり筆記試験が出てきた。あまり解けない。制限時間になると、やっと社長が登場する。曰く求人広告の大御所。前社での給料を同情された。
「そこの社長は制作にタッチしてるの?」
「いや別階にいます」
「この時期に社長室にふんぞりかえってるような社長じゃあ、たいしたことはねえな」
俺は知らん。
作品を見せると、
「なんだこの印刷は。色が出てないよ。安くあげてんだねー」俺は知らん。
帰り際、「じゃあごくろうさん。何かあったら電話してね。でも私はあんたんとこの社長みたいに会社にはいないからね。営業して回ってますから」俺は知らん。
著者について
ワイルダー・トヨミチ
コピーライター。1972年群馬県生まれ。92年上京。デザイン専門学校コピーライティング科卒。94年、広告制作プロダクションを経て、95年3月から現在の広告代理店。趣味はプロ級の腕を持つクレーンゲーム。プロレス観戦。好きな言葉は執念。長髪がトレードマーク。